フレイルのチェック方法とは? ~自宅で簡単にできるわっかテストでセルフチェック~

この記事のポイント

  1. フレイルの兆候は日常生活における変化やわっかテストなどで分かる
  2. フレイルの診断は、歩行速度や握力の低下、活動量、倦怠感や体重減少の有無でされる
  3. 自分や家族に気になる症状があれば、早めに医療機関に相談を

フレイルは主に加齢により心身が衰え、健常な状態と要介護状態の中間とされる状況です。適切な介入や治療によって健康な状態に戻すことが可能なため、フレイルをいち早く見つけることが大切です。今回は、フレイルに気付くために自分でできる簡単なチェック方法や、日常生活で見られるフレイルの兆候について解説します。

日常生活の中でもフレイルの兆候をチェック

日常生活の中でも、見た目や行動のちょっとした変化でフレイルの兆候に気付くことができます。

次のようなサインが現れていないか確認してみましょう。

フレイルの兆候

  1. 横断歩道を青信号の間に渡り切るのが難しいことがある
  2. ペットボトルが開けにくい、紙の牛乳パックが開けられない
  3. 疲れた顔をしている
  4. 家の中にいて体を動かさない
  5. 痩せてきた

本人以外でも、家族や周囲の人もこのような変化がないか注意しておくことが大切です。

自分で筋肉量をチェックする方法

フレイルの簡易チェックとして、計測器を使わずに自分の筋肉量を測る“わっかテスト”というものがあります。これは、年齢を重ねるとともに筋肉が衰えていく“サルコペニア”という状態になっているかを簡単に確かめられる方法です。サルコペニアは、フレイルの最大の原因の1つです。

わっかテストのやり方

両手を合わせるように親指と人差し指で輪を作り、ふくらはぎの一番太いところを指の輪で軽く囲んでみましょう。このとき、ふくらはぎを囲めないか、ちょうど囲めるくらいであればサルコペニアの危険度は低いとされます。

指とふくらはぎの間に隙間ができる場合には、足の筋肉が落ちてきており、サルコペニアの危険性が高まっているといえるため、受診がすすめられます。

フレイルに陥ることなく自立した生活を送るためには、サルコペニアにならないように筋肉量を維持することが非常に重要です。自分や家族の健康状態や生活習慣を見直してみましょう。

これってフレイルかも。気になることがある場合はクリニックへ相談を

フレイルは早期に対処すれば健康状態を回復させられる一方、放っておくと介護が必要な状態へ移行することもあります。フレイルやその前段階のサルコペニアの兆候が見られる場合には早めにクリニックを受診しましょう。

サルスクリニックは、たとえ病気であっても患者さんがその人らしく生活できるようにサポートします。フレイルの診断だけでなく、患者さん1人ひとりに合わせた治療や生活習慣の改善策について提案を行っています。さらに管理栄養士が常駐していることから、患者さんのライフスタイルやお好みに合わせた栄養指導も可能です。

クリニックは日本橋と武蔵境にある駅近の通いやすい立地にあり、カフェのような院内でくつろいで受診いただけます。また、オンライン診療にも対応(初診は除く)していますので、直接のご来院が難しい方もぜひお気軽にご相談ください。

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