食事による代謝を上げる食べ物とは? ~たんぱく質やビタミンBを含む食事で代謝を高める~

この記事のポイント

  1. 食事による代謝量を上げるにはたんぱく質やビタミンBを含む食品を積極的に取る
  2. 極端なカロリー制限は代謝を妨げてしまうため避ける
  3. 食事による代謝以外でも、基礎代謝量や身体活動量を高めることも大切

1日の総エネルギー消費量は、生命維持のために行われる代謝を指す基礎代謝量、食事によるエネルギー代謝を指す食事誘発性熱産生、運動(活動)などによるエネルギー消費を指す身体活動量があります。それぞれの代謝量が上がり消費カロリーが増加すると、結果的に太りにくい体になるといわれています。

本記事では、食事による代謝を高めるために効果的な食べ物などについて解説します。

食事による代謝を上げる食べ物とは?

食事による代謝量を上昇させるためには、たんぱく質(アミノ酸)やビタミンBを含む食品を積極的に取るとよいとされています。

たんぱく質やビタミンBは、肉や魚、卵類、乳類、豆類、穀類などに多く含まれています。さらに、ビタミンBは種実類などから取ることもできます。

たんぱく質やビタミンBで代謝が上がる仕組み

食事による代謝では、食べ物から吸収したり、体の中に貯蔵したりした栄養素をエネルギーや体に必要な物質に変えます。ビタミンBなどの水溶性ビタミンには、この代謝を助けるはたらきがあります。

また食品から摂取できる栄養素の中でも、たんぱく質は代謝が上がりやすいとされています。さらに、たんぱく質を構成するアミノ酸には筋肉を増やすはたらきがあることから、基礎代謝量の上昇を助けるといわれています

食事で代謝を上げるときに気を付けたいこと

たんぱく質の取りすぎには注意が必要です。たんぱく質は老廃物として腎臓から排泄されるため、多く取りすぎると老廃物が腎臓に負担をかけ、腎機能に影響を及ぼすといわれています。

さらに、肉類の場合はたんぱく質と同時に飽和脂肪酸を取ることになります。飽和脂肪酸には動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロールを増やすはたらきがあるため、肉類の取り過ぎも気を付けましょう。

食事以外で代謝を上げる方法

1日の総エネルギー消費量を増やすためには、運動(活動)による代謝である身体活動量を増やすことも大切です。

まずは、家事などの日常動作で意識して体を動かしたり、軽い運動を取り入れたりするなど、無理のない範囲で日々の活動量を増やすことからはじめましょう。それだけでも筋力が上がり、代謝量の上昇につながります。

日常に取り入れやすい軽い運動

立ち上がり座り運動

  1. 上半身から腰までをまっすぐ伸ばす
  2. スクワットの要領でイスから立ち上がったり、座ったりを繰り返す

ひざ伸ばし運動

  1. イスに深く座る
  2. 片足のひざを伸ばすように、足をゆっくり上げる
  3. つま先を直角にして10秒停止
  4. 同じように逆の足でも行う(左右2回ずつが目安)

基礎代謝を上げる食事メニューを知りたい方はサルスクリニックにご相談を

食事による代謝を上げるためには、たんぱく質やビタミンBが含まれる食品を積極的に取りましょう。ただし、腎臓への負担や肥満を招くリスクから、食べ過ぎは禁物です。

また、食べ物を意識するだけでなく、日常生活の中の活動量を増やしたり、軽い運動を取り入れて筋肉量の増加させたりすることで、基礎代謝量や身体活動量などの上昇にもつながります。

サルスクリニックでは、医師だけでなく管理栄養士も在籍しているため、代謝を上げる食品、食事メニューなどに関しても具体的なアドバイスが可能です。

通院しやすい駅に近い立地に、スマートフォンでの予約・決済にも対応しているので、健康や食生活に関するお悩みがある方も、ぜひ一度ご越しください。

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