2023/04/09
HPVワクチンは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。これまで、2種類のワクチン(2価ワクチン:サーバリックス、4価ワクチン:ガーダシル)が公費の対象でしたが、令和5年4月より9価ワクチン「シルガード9」も定期接種の対象として公費で受けられるようになりました。
また、定期接種の対象が小学校6年生から高校1年生相当の女性ですが、平成9年度~平成18年度生まれまで(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性で通常のHPVワクチン定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方も、公費でシルガード9を受けられるようになりました。
サルスクリニックでは、子宮頸がんワクチンの接種が可能です。平日は最大20時まで、土日祝も開院しておりますので、学校終わりやお仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。シルガード9はご予約のない方でも当日接種が可能ですので、お気軽にご相談ください。
定期接種《対象》:公費
キャッチアップ接種《対象》:公費
定期接種《対象外》:自費 1回 33,000円(税込)
HPVにはいくつかの型があり、シルガード9はそのうち9つの型への感染を防ぐワクチンです。
日本では16/18型の2つが子宮頸がんの原因の60-70%を占めると言われており、サーバリックス、ガーダシルでも子宮頸がんの約60-70%を防ぐことが期待できますが、シルガード9は90%以上の予防効果をもつことが期待できます。
サルスクリニックでは、これから接種をお考えの方へは、シルガード9を推奨しております。
シルガード9の接種は、1回目の接種を受けるときの年齢により、接種のスケジュールが異なり、合計2回または3回接種します。
※1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
医師と相談の上、途中からシルガード9へ変更し接種を完了させることができます。この場合も定期接種の対象となり、キャッチアップ接種対象の方も同様です。
9価ワクチンの接種後には、下記の副反応が起こることがあります。
シルガード®9添付文書(第1版)より改編
*ワクチンを接種した部位の症状
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