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医事課
M.H
高校時代は商業科で事務の知識や技能を学んでいました。当時の私は「仕事といえばパソコン」のイメージが強く、パソコンが使えれば幅広い職種に対応できると思い、商業科に進学しました。また、ワープロ部という100人規模の部活に所属し、タイピングの速さや正確さを競う活動に打ち込んでいました。徐々に順位を上げ、最終的には3年生の時に部内で1位、大会では3位を獲ることができました。
この経験もあり、タイピングやパソコンの操作には自信がありましたが、実務ではまた別のスキルが求められるので、それらは就職してから学んでいきました。
最初に就職した会社では、営業事務として受発注対応を行い、数字の打ち込みやデータ入力は、学生時代に培ったタイピングスキルを活かせる得意な業務でした。
結婚を機に退職した後は3年ほど子育てに専念し、その後は保険会社の事務センターへ就職しました。そこでは、企業で加入している保険の控除データ作成と明細の送付などを担当していましたが、ここでの経験は医療事務の業務に通じるものがあると思います。
たとえば、間違いがないか入念に確認し、締め日までに優先順位を付けて処理を進めることです。送付方法や送り先もそれぞれ異なるため、相手に応じて適切に振り分ける動きは、現在の業務と似ていると思います。また、個人情報の取り扱いや明細の誤送付防止のチェックを徹底する意識もここで身につきました。
医療業界へ進んだきっかけは、娘が1歳半の頃に尻もちをついて大腿骨を骨折してしまった経験からです。まだ自分の状態を言葉で説明できない娘は、ずっと足を上げて泣いており、ただ、どこかを痛めたことは伝わったので整形外科を受診しました。しかし、そこでは小さな子どもの症例が少なく、安静にするしかないと言われてしまい、本当にこのままでいいのか不安な気持ちを抱えていました。
その後、風邪を引いた際にかかりつけの小児科を受診し、足の症状も相談したところ、先生から「そんな小さい子が大事な時に大きい病院へ行かないのはダメだよ。今すぐ紹介状を書くから行きなさい。」と親身に対応していただきました。
不慣れな子育ての中で不安な気持ちから思わず泣いてしまいましたが、看護師さんからも「大丈夫ですよ、ちゃんと診てもらいましょうね。」と優しく声をかけていただき、とても安心したことを鮮明に覚えています。この経験から「不安を抱える患者さんやご家族に寄り添える存在になりたい」という気持ちを抱き、自分の得意分野を活かせる医療事務の道を選びました。
一時期医療事務の勉強をしていたものの、サルスクリニックに入職した当時は算定の知識が全くない状態だったので、実務を通して学んでいきました。
医療事務は本当に奥が深く、サルスクリニックは扱う検診項目も多岐にわたるので、初めは覚えることが多く、自分に務まるのだろうかと不安でした。難しい専門用語を読み取ることが苦手だったので、自宅でも勉強して疑問をそのまま放置しないようにしていました。分からないことはその都度上長に確認をして、後々のトラブルを防ぐためにも納得できるまで何度も聞いていました。
そうして少しずつ理解を深めていった結果、今ではだいぶ知識が増えましたし、学んだことをすぐに実践して算定ができるようになり、できる業務が増えていくことがすごくモチベーションになっています。
検診結果の作成や電話応対、お問い合わせ対応、受付業務などマルチに動かなければならないので、初めは慌ただしく感じることもありましたが、事務職の経験があったおかげで、慣れてきた今では優先順位を考えながらこなせていると思います。
当院では協力し合って業務を回しているので、他部署の方が電話対応をしてくださった際に医事課で質問を受けることがあります。その質問に答えることができた時に、「私でも答えられるようになったんだ」と成長を実感します。また、直接質問を受ける機会も増え、「あ、私に聞いてくれるんだ」「頼ってもらえているんだな」と感じられることが嬉しく、やりがいにもつながっています。
受付業務では、検査結果にショックを受けて涙を流された患者さんの対応をしたことがありました。廊下へお連れして「大丈夫ですよ」と声をかけたところ、「外の空気を吸ってきていいですか」とおっしゃり、一度退出されました。しばらくしてから戻られた時には少し落ち着いたご様子だったので、その姿を見て、声をかけたことで役に立つことができたのかなと思いました。こうした経験を通じて、相手の状況や気持ちに寄り添って対応する力も身についたと感じています。
サルスクリニックではITツールの活用がされており、ビジネスチャットを使って申請から医師とのやり取りまで、多くの業務をパソコン一つで完結できるのがすごいなと思いますし、とても便利です。ビジネスチャットには雑談用のチャンネルもあるので、これまでの職場との文化の違いを感じて面白いですね。
私は現在、二つの拠点で勤務していますが、検査項目や自治体ごとの検診内容が異なるため、その分覚えることも多くあります。ただ、個人的には程よい気分転換にもなっていますし、普段なかなか会う機会のない職員とも交流できるのが魅力の一つでもあります。
また、当院は分からないことをお互いに確認し合える雰囲気があります。私もできる限りフォローするよう心がけており、課内だけでなく他部署の職員とも相談しながら対応しています。
例えば、他拠点の予約が多くて大変そうな時は、別の拠点からでもメールなどの対応はできるので、そうした細かいフォローをして、少しでも力になれるよう意識して行動しています。
サルスクリニックは多職種で連携する場面も多く、そうした環境だからこそ、周囲と積極的にコミュニケーションを取り、相手を思いやりながら協力できる方と一緒に働きたいですね。
お昼休みもスタッフみんなで会話していて仲が良いですし、職場の雰囲気は良いと思います。
私はせっかちな性格で、「早くやらなきゃ」という気持ちが出てしまうので間違いが起きないよう、落ち着いて正確に業務を進めることを常に意識しています。
現在はレセプト業務まで担当していますが、返戻対応などまだ未経験の業務もあります。今後はさらに算定業務の知識を深めて、より正確でスムーズに対応できるようになることが目標です。
上司は何を聞いてもすぐに答えが返ってくるほど知識が豊富なので、私も日々勉強を重ね、何を聞かれても的確に答えられるような、周囲から信頼される存在になれるよう成長していきたいです。

医療事務 M.H
メーカーの営業事務として6年間勤務し、受発注対応やデータ入力など営業担当者のサポート業務を経験。結婚・出産を経て転職後、保険会社の事務センターで9年ほど勤務。保険の控除データ作成業務を担当。子供の怪我をきっかけに医療業界へ興味を持ち、未経験ながらも医療事務の道を進む。2022年10月サルスクリニックへ入職。