実施内容
本講演は「フレイルについて」と「熱中症について」の2部構成で行いました。
「フレイルについて」では、栄養・運動・社会参加を中心に、実際の症例を交えながら説明しました。特に、栄養面ではバランスの取れた食事や十分なたんぱく質摂取の重要性を強調し、冷凍食品や宅配弁当の利用、栄養補助食品の活用方法をご紹介しました。運動については、参加者の皆さんと一緒に、足の曲げ伸ばしやかかとの上げ下げといった簡単な運動を実践しました。社会参加の重要性については、武蔵野市での取り組みを例に挙げて紹介しました。
続いて「熱中症について」では、熱中症の基礎知識や高齢者が熱中症になりやすい理由について解説しました。さらに、予防策として水分補給や温度管理、服装の工夫を取り上げ、初期症状や注意すべき危険日についても説明しました。加えて、水分補給の適切なタイミングや、水分補給に望ましい飲料の種類についてもご案内しました。
管理栄養士コメント
参加者の皆さまは熱心に耳を傾けてくださり、終始和やかな雰囲気の中で講演が進みました。参加者同士で顔なじみの方も多く、武蔵野市におけるこのような会の開催が地域にしっかりと根付いている様子がうかがえました。