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頭痛(頭の痛み)とは、頭や後頭部、首、目などの頭部の一部、または全体に痛みを感じる症状の総称です。多くは脳そのものではなく、頭皮や血管、筋肉が刺激されて引き起こされます。
症候性頭痛・二次性頭痛とは、脳腫瘍や髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中など、脳や頭部の病気の症状として現れる頭痛です。
慢性頭痛(一次性頭痛)とは、他に病気が隠れているのではなく、頭痛の発作を繰り返したり持続することが問題である頭痛です。片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などがあげられます。
片頭痛(偏頭痛)とは、血管が拡張してズキズキと脈打つような痛みが引き起こされる頭痛です。吐き気を伴う場合もあります。
緊張型頭痛は、肩こりやストレスなどで締め付けられるような痛みが引き起こされる頭痛です。頭痛の中で最も多いといわれています。
群発頭痛とは、強烈な痛みが一定期間続く頭痛です。
風邪による発熱や二日酔い、血圧の急激な変化などで頭痛が引き起こされる場合があります。
脳の病気などが原因である「症候性頭痛・二次性頭痛」は、原因となる病気の治療が根本的な対処法となります。一方で、片頭痛や緊張型頭痛などの「慢性頭痛(一次性頭痛)」に関しては、日常生活の工夫や以下の対処法によって症状の改善や予防が見込める場合があります。
冷却と安静:痛む部位に冷却シートや氷枕を当てて冷やすことが推奨されます。
刺激の遮断:光や音、においに敏感になるため、暗く静かな部屋で横になることが効果的です。
カフェイン摂取:痛みはじめに少量のカフェイン(コーヒーや緑茶など)を摂ると血管が収縮し、緩和を助けることがあります。
温熱療法:蒸しタオルや入浴で首や肩を温めることが、血行不良による痛みの緩和に有効です。
頭痛体操:日本頭痛学会が提唱するストレッチで、肩の力を抜いて頭を軸に体を回す動きが、予防や症状の緩和のために推奨されています。
リラクゼーション: 深呼吸やストレッチなどで心身の緊張を和らげることも有効です。
頭痛ダイアリー:痛みの頻度や強さ、薬の効果を記録することは、正確な診断と治療方針の決定に不可欠なステップとして日本頭痛学会でも強く推奨されています。
頭痛の原因が重篤な病気であることは多くありません。特に、若い人にみられる頭痛や長期間同じ性質の頭痛が続く場合では、診察の結果、特に異常が見つからないこともあります。
一方で、症状が改善しないときや不安なときは、頭痛外来や脳神経内科・内科を受診してください。
急におこった頭痛で、これまでに経験がないひどい頭痛や突発して短時間でピークに達するような頭痛、熱がある場合や手足の麻痺やしびれを伴うような場合には、至急、脳神経外科または脳神経内科を受診して正確な診断を受ける必要があります。
また頭痛が数週間のうちに悪化してくるような場合には、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫などの可能性もあるので注意が必要です。
数年以上前から同じような頭痛を繰り返している場合は、片頭痛や緊張型頭痛などの命にかかわる病気ではないことが多いとされています。最近は良い治療法もありますので、脳神経内科や頭痛専門外来、脳神経外科などを受診されるとよいでしょう。
慢性頭痛症の中には難治性のものもありますが、必ずしも全ての頭痛に対して完全に痛みが取れるような治療法があるわけではありません。生活改善や使用可能な治療薬・治療法を駆使して、頭痛による日常生活や仕事、家事、学業などへの悪影響を最小限にする努力を、主治医と患者さんご自身の共同作業で進めていく必要があります。
サルスクリニックでは、一つのチームとして丁寧に患者さんと向き合い、スムーズに診療を行えるよう心がけております。
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