尿糖(±)とはどういう結果なの? 考えられる原因と対処法

この記事のポイント

  1. 尿糖(±)は“要注意”のサイン
  2. 尿糖が陽性になる原因は主に高血糖、腎性尿糖、妊娠
  3. 検査による原因の特定と生活習慣の改善が重要

健康診断などで測定される尿糖。“尿糖(±)”という結果が出て、不安に思ったことがある方もいるでしょう。ここでは、尿糖±の結果の意味と対処方法についてご説明いたします。

尿糖とは

“尿糖”とは尿中に含まれる糖分のことを示します。通常の場合、尿に糖分は少量しか含まれていませんが、何らかの要因により糖分が尿に混ざって出ることがあります。尿糖は試験紙で簡単に測定することができ、糖尿病の簡易的スクリーニング検査の1つとして活用されています。

尿糖(±)は“要注意”

尿糖の結果は(-)~(4+)で示されます。(-)は尿中の糖がわずかの状態、つまり“陰性”を意味します。(+)は尿中に糖分が含まれている状態の“陽性”を示し、数字は含まれている糖分量の多さを意味します。(±)という結果は“陽性”に含まれますが(1+)~(4+)ほど糖分が多くなく、正常よりも少し多い糖分が尿に含まれている状態を示す“要注意”という意味になります。

尿糖が陽性になる原因

尿糖が陽性になる原因には、主に血糖値の上昇、腎臓の糖を再吸収するはたらきの低下(腎性尿糖)、妊娠が挙げられます。

血糖値の上昇による尿糖陽性

高血糖になると再吸収できる糖分量の閾値(いきち)を超えるため、過剰な糖分が尿中に溢れてきます。この閾値には個人差がありますが、160~180mg/dl以上の高血糖で尿糖が陽性になりやすくなります。高血糖をおこす原因は糖尿病だけではなく、ほかのさまざまな病気によっても起こります。また、糖分の多い食事や薬の影響などで一時的に高血糖になった場合でも尿糖が出ることがあります。

腎性尿糖

腎臓で糖分を再吸収するはたらきが弱いために、血糖値は正常でも尿糖が陽性になる場合があります。これを腎性尿糖といい、腎性尿糖のみの場合は体に大きな影響はないので、治療の必要はありません。

妊娠期間中の尿糖陽性

妊娠期間中の尿糖には、生理的な尿糖と妊娠糖尿病によるものがあります。妊娠糖尿病は母親の健康と赤ちゃんの発育に影響を与える危険性があるため、予防と早期発見・治療がとても重要になります。ただし、妊娠糖尿病は尿糖陽性のみでは診断できず、また妊娠糖尿病であっても尿糖が陽性にならないこともあるため、血糖値の測定が重要です。

尿糖が陽性だったときに気を付けること

精密検査で原因の特定

まずは医師に相談し、精密検査を受けましょう。尿糖の結果だけでは病気の診断はできず、高血糖による尿糖陽性であっても、その原因によって対応は異なります。必要に応じた検査を行い、原因の特定をすることが大切です。

生活習慣の改善

日常の一時的な高血糖でも尿糖が出ることもありますので、食事内容の改善や適度な運動で血糖値の急激な上昇を避けることが大切です。適切な食事管理や運動方法は個人によって異なります。医師に相談して自分に合った生活習慣の改善を行うことが望ましいでしょう。
なお、サルスクリニックでは患者さん一人ひとりに合わせた生活改善アドバイスを行っています。

尿糖の結果が気になっている方はクリニックへご相談を

尿糖検査の結果だけで病気を診断することはできませんが、そのまま放置しておくと病気の発症や悪化につながる可能性もありますので、早めの対処が大切です。

サルスクリニックでは生活習慣病に関する検査や、オーダーメイドの生活習慣改善アドバイスも行っています。WEBでの受診予約も受け付けていますので、まずは一度ご相談ください。