血圧と頭痛の関係性とは?〜頭痛そのものが血圧を高めてしまう可能性がある〜

この記事のポイント

  1. 頭痛は高血圧症の一般的な症状ではない
  2. 頭痛が原因で血圧が上昇している場合、鎮痛薬を飲むことで血圧が下がる可能性がある
  3. 頭痛と高血圧が共存している場合、まれに重篤な病気の可能性もある

頭痛があるときに血圧を測ると、いつもより血圧が高いことがあります。しかし、実は高血圧症の症状として頭痛が現れることはほとんどありません。

では、なぜ頭痛と高血圧が共存することがあるのでしょうか。このページでは、血圧と頭痛の関係性や高血圧と頭痛が生じているときの対処方法についてご紹介します。

血圧が高いと頭痛が生じるの?

一般的な高血圧では頭痛が生じることはあまりありません。高血圧症は自覚症状がないことも多く、あったとしてもよくみられるのは頭痛ではなく手足のむくみなどです。

頭痛そのものが血圧を高めてしまう可能性が

頭痛があり、いつもより血圧が高いという場合、頭痛そのものが血圧を上昇させる原因になっている可能性があります。そのため、このような場合には市販の鎮痛薬を服用することも検討しましょう。

鎮痛薬によって頭痛の症状が和らぐと、血圧も正常値まで下がることが期待できます。

頭痛と高血圧が一緒にあるときに注意したい病気

一方で、頭痛と著しい高血圧が共存する場合などでは何らかの病気が関係している可能性もあります。そのため、速やかに医療機関を受診したほうがよい場合もあります。

以下では、頭痛と高血圧が共存する際に特に注意したい病気をご紹介します。

高血圧性脳症

高血圧性脳症とは、急激に血圧が上昇することで脳の血圧を調整する機能がうまくはたらかなくなることによって、頭痛や吐き気、嘔吐(おうと)、けいれん、意識障害、視覚障害などが現れる病気のことです。

高血圧性脳症では、普段みられないような著しい血圧の上昇が現れることもあります。たとえば普段高血圧症ではない方でも、上の血圧(収縮期血圧)が160mmHg、下の血圧(拡張期血圧)が100mmHgを超えることがありますし、もともと高血圧症の方では、上の血圧が220mmHg、下の血圧が110mmHgを超えることもあります。

いずれにしても放置していると、脳だけではなく心臓や腎臓などにも影響を及ぼし命に関わることもあるため、速やかに医療機関を受診し血圧を下げることが大切です。

脳出血や脳梗塞

もともと高血圧症の方の場合は、脳出血や脳梗塞(のうこうそく)による頭痛にも注意が必要です。

脳出血とは、何らかの理由で脳血管の一部が破裂・出血することにより、脳の機能に影響を及ぼす病気のことです。高血圧症の方に生じやすく、突然の頭痛や運動麻痺、感覚障害などが現れて後遺症が残ったり、命に関わったりすることもあります。

また、高血圧または動脈硬化が原因の“高血圧性脳出血”で頭痛が繰り返されることもあります。

また、脳梗塞とは何らかの理由で脳の血管が詰まって脳細胞が死んでしまう病気のことです。脳梗塞にはさまざまな種類がありますが、そのほとんどが高血圧症によって発症のリスクが高まるといわれています。

脳梗塞で頭痛の症状が現れることはまれで、どちらかというと突然力が入らなくなったり、言葉が喋れなくなったりする症状が特徴的です。脳出血同様、後遺症の残りやすい病気として知られています。

高血圧と頭痛が続くときは医療機関の受診を検討

前述のとおり、頭痛が生じている際に一時的に血圧が高いという場合には、頭痛が原因で血圧が上がっている可能性が考えられます。しかし、鎮痛薬を飲んでもよくならない場合や血圧が激しく上昇している場合、体に力が入らないなどいつもと違う症状がみられる場合などには医療機関の受診を検討しましょう。

また、日頃から血圧が高いという方は継続的に医療機関を受診し、治療を受けることが大切です。診療室での上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上、あるいは自宅で測った家庭血圧で上の血圧が135mmHg以上、下の血圧が85mmHg以上の方は高血圧症と診断されます。該当する方は医療機関の受診を検討しましょう。

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