血液検査前日・当日の食事はどうすればよいの? ~飲酒の可否やそのほかの注意点~

この記事のポイント

  1. 血液検査の前日は規則正しい生活を心がけ、飲酒も控える
  2. 血液検査当日の食事については、医療機関に事前に確認することが重要
  3. 当日急に血液検査をすることになったら、食事の有無を医師にきちんと伝える

初めて病院を受診したときや定期受診の際に実施することがある血液検査。血液検査を行う前日や当日に気を付けるべきことはあるのでしょうか。

今回は、血液検査を受ける前日・当日の食事および飲酒における注意点を中心に解説いたします。

血液検査を受ける前日の注意点~お酒や食事に制限はあるの? ~

過度な飲酒を控える

お酒の影響で、中性脂肪やHDLコレステロール(善玉コレステロール)の値が正確に測れない場合があります。そのため、事前に血液検査をすると分かっている場合には前日の飲酒は控えましょう。

バランスのよい食事を取る

栄養バランスが偏った食事を取っていると、必要な栄養素を摂取できないために血清アルブミン(肝臓で生成されるタンパク質)の値などが低下する恐れがあります。栄養バランスのとれた食生活を送ることは血液検査の前日に限らず実践してほしいことですが、血液検査の前日には特に規則正しい食生活を心がけてください。

しっかりと睡眠を取る

睡眠不足の状態で採血を行うと迷走神経反射が起こり、血圧が低下して気分が悪くなったり、吐き気を催したりする場合があります。したがって、血液検査の前日は夜ふかしをせず早めに就寝するようにしましょう。

血液検査当日の注意点~検査前に食事はしてよい? ~

検査前に食事をしていると血糖値に影響が出ることも

血液検査の前に食事を取っていると、血糖値を正しく測定できない場合があります。事前に血液検査の日程が分かっている場合には、検査前に食事を取ってよいかを医療機関に確認しましょう。

受診した日に急に血液検査をすることになった場合、医師から食事に関する質問を受けた際はきちんと伝えてください。

検査前後の運動は控える

運動をすると、LDH(腎臓や赤血球に多く含まれる酵素)やCK(脳や心臓などにある酵素)などの値が高く出てしまうことがあるため、血液検査の前に運動することは控えましょう。また、採血後には気分が悪くなることもあるので、終日激しい運動はしないようにしてください。

注意事項を守って血液検査を受けて

血液検査前日の飲酒や睡眠、当日の食事などの注意点を守らないと、正しい採血結果が出ないことがあります。事前に血液検査の日程が決まっている場合には、これらの注意点をしっかりと守ったうえで検査を受けるようにしましょう。

サルスクリニックでは診察や検査のほか、健康診断も実施しています。気になる症状がある方や健康診断を受けたい方は、ぜひ一度サルスクリニックを受診ください。

※サルスクリニックの健康診断についてはこちらをご覧ください。

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