糖質制限中の停滞期とは? ~糖質制限中に体重が減らなくなった場合の対処法を解説~

この記事のポイント

  1. 停滞期とは、糖質制限などの減量開始後、しばらくして体重減少が停滞する期間のこと
  2. 停滞期の対策として適度な運動を取り入れることが勧められる
  3. 過剰なカロリー摂取や極端な食事制限は体に悪影響を及ぼすため、適切な方法で糖質制限を行う

糖質とは炭水化物から食物繊維を除いたものの総称で、糖質の摂取量を制限して減量などを目指すことを糖質制限といいます。糖質制限を始めてしばらくの間は順調に減量できていたのに、あるときから中々体重が減らなくなったという場合は“停滞期”に入った可能性があります。本記事では、糖質制限の停滞期とは一体何なのか、その間は何をしたらいいのかなどについて詳しく解説します。

糖質制限の停滞期とは?

減量を開始した後、しばらくして体重減少が停滞する期間を一般的に「停滞期」と呼びます。停滞期は糖質制限に限らずどんなダイエットでも現れる現象で、停滞期を境に体重が増加してしまい、リバウンドしてしまうこともあります。

停滞期の原因とは

食事制限によって摂取エネルギーが減少したことで、より少ないエネルギーでも活動できるように体が適応し始めたことによって停滞期が起こると考えられています。

体や脳のエネルギー源である糖質を制限をするということは、摂取エネルギーを減少させる事につながります。そのため、摂取したエネルギーを効率よく利用するために、基礎代謝量や消費エネルギーの量が低下し、結果的に減量が停滞するといわれています。

糖質制限の停滞期の対策 ――適度な運動を取り入れる

減量を始めると、体内の水分や脂肪以外の組織(筋肉など)が先に減少するといわれています。そのため、運動を取り入れていないと筋肉低下によって代謝が低下し、減量効果が得られなくなる場合があります。

そこで、糖質制限中も食事制限だけに頼るのではなく、適度な運動を取り入れて筋肉量を保つことで、効率的な脂肪燃焼やエネルギー代謝の増加につながると考えられます。

停滞期中に気を付けたいこと

糖質を含む食品を制限していても、過剰にカロリーを摂取すれば減量の失敗につながります。一方で、極端な食事制限をしてしまっても体にさまざまな影響を及ぼすため、注意が必要です。

消費エネルギー以上のカロリー摂取に注意

糖質制限に限らず停滞期のストレスなどにより暴飲暴食をしてしまうと、摂取したエネルギーを消費しきれずに太ってしまうことがあります。

性別や年齢、体格などにより、一人ひとり異なりますが、成人の1日のエネルギー必要量は、体重1kgに対して30~40kcal程度といわれています。この数値を目安に、エネルギー消費量を大幅に上回るカロリーを摂取しないように注意しましょう。

極端な食事制限はNG

全く糖質を摂取しないなど極端な食事制限をすると、疲労感や集中力の低下につながることがあります。また、糖質は脳や神経にとって唯一のエネルギー源であり、不足すると極まれに意識障害などの重篤な状態を引き起こすこともあるため注意が必要です。

こうしたリスクもあることから、糖質制限は自己判断ではなく、医師や管理栄養士と相談したうえで無理なく続けられる範囲で行うことをおすすめします。

医師や管理栄養士のサポートを受けて適切な食事制限をしよう!

糖質制限を始めてしばらくすると、停滞期に入り体重が思うように減らなくなることがあります。対策としては、糖質制限と並行して適度な運動を取り入れる方法が考えられます。

サルスクリニックでは、病気やそのリスクがあっても、病気とともに楽しく生きられるようサポートしています。管理栄養士も在籍しているので具体的な食事指導も可能。無理なく継続できる食事療法をサポートします。

予約も決済もスマホで可能なので、「糖質制限が気になっている」「どのような減量方法が自分に合っているか知りたい」という方はお気軽に受診してください。

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