糖尿病内科
diabetes
糖尿病や脂質異常症をはじめとする生活習慣病や代謝性疾患を診察いたします。
生活習慣病は初期には自覚症状がなく進行する場合が多く、重症化を防ぐには、 早期発見・早期治療・適切な治療の継続が大切です。
健康診断での指摘を放置していませんか?
急な体重の減少・増加、急に甘いものがほしくなる、喉が渇く、手足のしびれ、尿臭、足がむくむ、身体が疲れやすいなどの症状がある方
健康診断で、血糖値・HbA1c・総コレステロール・LDLコレステロース・HDLコレステロール・中性脂肪・高血圧などの異常値を指摘された方
食事で摂取した糖は小腸で吸収され、血液中に入るとブドウ糖になります。このブドウ糖は、膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンの働きによって細胞内に取り込まれ、生きるためのエネルギー源として使われたり、蓄えられたりします。食事によって血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が一時的に上昇しても、インスリンが正常に機能していれば、血糖値は短時間で元の値に戻ります。しかし、インスリンが十分に分泌されなかったり、その働きが弱くなると、多くのブドウ糖が血液中に留まり続けます。このような状態が慢性的に続くと、血糖値が高い状態(高血糖)となり、糖尿病を発症します。糖尿病が進行すると、血管が損傷し、目や腎臓、神経に糖尿病特有の合併症が生じることもあります。
Ⅰ型糖尿病
本来は細菌やウイルスなどから体を守るための免疫機能が、誤ってインスリンを分泌する肝臓の細胞を攻撃し、インスリンがほとんど分泌されなくなることで発症する糖尿病です。
Ⅱ型糖尿病
運動不足や偏った食生活などの環境要因により、インスリンが効きにくくなったり、遺伝的要因や慢性的な高血糖によって膵臓が疲弊し、十分なインスリンが作られなくなったりすることで発症する糖尿病です。日本の糖尿病患者の9割以上がこのタイプであり、生活習慣病の一つです。
妊娠糖尿病
妊娠中に初めて発症する軽度の糖代謝異常を「妊娠糖尿病」といいます。妊娠中のホルモン変化が原因と考えられており、多くの場合、出産後に正常な状態に戻ります。ただし、妊娠糖尿病を経験した方は、将来的に糖尿病を発症しやすいとされており、注意が必要です。
その他の機序・疾患による糖尿病
他の病気(膵疾患やウイルス感染など)や薬剤の影響で血糖値が上昇し、糖尿病を発症することがあります。
血糖値が高い状態が続くと、血管が傷ついたり詰まったりし、その結果、図のような合併症を引き起こします。高血圧、脂質異常、喫煙歴がある場合は、より動脈硬化が起こりやすくなります。自覚症状がないからと治療せず放置すると、状態が悪化し、失明や足の壊疽、さらには透析が必要な重度の腎不全に陥ることもあります。
チームで患者さんに寄り添う
医師を中心とした医療チームが、患者さんの状態を正確に把握し、患者さんご自身にも十分にご理解いただいた上で、最適な治療を提供することを大切にしています。
初診の患者さんには、いきなり治療を始めるのではなく、まず病気や治療について丁寧に説明し、信頼関係を築きながら治療を進めることを大切にしております。
また、生活習慣が関与する疾患においては、患者さんごとにその原因が異なります。医師・看護師・栄養士がしっかりと情報を共有し、病状だけでなく、ライフスタイルや価値観、食生活など、さまざまな要素を踏まえた上で、その方に最適な治療をご提案することを心がけています。
糖尿病、高血圧症、脂質異常症など、食事が大きく関わる疾患では、食事内容の見直しも重要な治療の一つです。当院では、生活習慣病に関する栄養指導のプロフェッショナルや特定保健指導員、食品メーカーでの経験者など、豊富な経験を持つ管理栄養士が常駐しています。
食習慣だけでなく、患者さんごとのライフスタイルや職業などの背景も考慮し、「無理なく続けられる方法」を一緒に見つけていきます。
当院では、血液検査機器、心電図、レントゲン、エコー、CTなどの各種検査機器を備えております。
また、放射線技師と検査技師が常駐しているため、院内で迅速に検査を実施し、当日の検査結果を基にした細やかな診察や栄養指導が可能です。検査や結果確認のために再度ご来院いただく必要が少なくなり、お忙しい方にも効率的に通院いただけます。
WEB・LINE・電話・メールでご予約いただけます。健康診断で異常が見つかった方や、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。クリニックの混雑状況によっては、お電話がつながりにくい場合がございますので、空き状況をご自身で確認できるWEBまたはLINEからのご予約をおすすめしております。
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