糖質制限中でもおやつを食べてもよい? ~おやつを食べるタイミングや選び方のポイントを解説~

この記事のポイント

  1. 糖質制限をしながらでもおやつを食べることができるが、食べ過ぎには注意
  2. 食後3~4時間がおやつのタイミング
  3. 低糖質かつたんぱく質や脂質が多く含まれたおやつを選んで

糖質制限というと、甘いものや間食を控えなければならないというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、食べ方や食べるものを工夫すれば、糖質制限をしていてもおやつを食べることは可能です。

今回は、糖質制限中のおやつで気を付けるべきポイントについて解説します。

糖質制限しているときのおやつのポイント――食べ方の注意点

糖質を適正範囲内に収められていれば、間食すること自体は問題ありません。また、最近は空腹時間を作らないためにも間食をしたほうがよいという考え方もあります。ただし、間食する際には食べ方に注意したり、食べるものはきちんと選んだりしなければなりません。

おやつを食べるタイミング

糖質制限をしているときは、小腹が空く前におやつを食べるのがおすすめです。空腹の状態で食事を取ると血糖値が急激に上昇するので、インスリンが必要以上に出てしまい体に脂肪をため込みやすくなります。また、血糖値の急上昇は動脈硬化や心筋梗塞しんきんこうそくのリスクにもつながるため注意が必要です。目安としては、食後3~4時間をおやつのタイミングと考えればよいでしょう。

おやつの食べ過ぎには注意

おやつを食べ過ぎるとその後の食事が食べられなくなり、夜の遅い時間にお腹が空いてしまうこともあるため注意が必要です。1回のおやつで量を食べ過ぎない、おやつの買いだめはしないなど、つい食べ過ぎないように工夫しましょう。

ただし間食は習慣になりやすいため、高糖質のおやつが習慣化してしまう場合には、そのおやつを食べたくなる条件(場所や状況など)をメモし、どのようにしたら間食を改善できるかを家族や管理栄養士、看護師などと相談しながら行動を変えてみることもおすすめです。

糖質制限をしているときにおすすめのおやつ

低糖質と腹持ちを意識しておやつを選ぶ

糖質制限中のおやつとしては、ナッツ類やチーズ、ドライフルーツやスルメといった乾物などの低糖質かつたんぱく質や脂質を多く含む食品がおすすめです。栄養だけでなく、腹持ちも意識しておやつを選ぶとよいでしょう。

甘いものが食べたいときのポイント

どうしても甘いものが食べたくなったとき、糖質が少なくたんぱく質や脂質が多いおやつを選ぶとよいでしょう。市販のものを買うときは、栄養成分表示を見てから購入するのを習慣づけてみてください。最近では低糖質なおやつも販売されていますので、それを選ぶのも1つの方法です。

糖尿病の方や糖質制限について詳しく知りたい方はサルスクリニックへ

糖質制限中も食べ方や選び方に工夫をすれば、おやつを食べることができます。食事を楽しみながら健康を維持するためにも、ぜひ糖質制限に取り組んでみてはいかがでしょうか。ただし、すでに糖尿病の治療を行っている方や糖尿病の疑いがある方は、必ず医師や管理栄養士に糖質制限を行ってよいか確認してから始めるようにしてください。

サルスクリニックには糖尿病内科があり、検査・診断から治療、さらには管理栄養士による栄養指導までを一貫して行っております。当院では、病気とともに楽しく生きられるようサポートしておりますので、糖尿病の方や糖質制限について詳しく知りたい方はぜひ一度ご相談ください。

※サルスクリニックの栄養指導についてはこちらをご覧ください。

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