健康診断の前日・当日の注意点~お酒や食事、服装はどうすればよいの? ~

この記事のポイント

  1. 健康診断の結果は、食事や飲酒、喫煙によって変動することがある
  2. 健康診断の前日は飲酒を控え、食事は21時頃までに終わらせましょう
  3. 健康診断の当日も食事は控えて、たばこも我慢するようにしましょう

健康診断を受けるにあたって、前日や当日は普段と同じように過ごして大丈夫なのか悩む方は多いと思います。特に、前日のお酒や食事、当日の服装はどうすればよいのか、また女性の場合は妊娠中や生理中に健康診断を受けてよいのかも気になるでしょう。

本記事では、健康診断の前日から当日にかけての注意点について解説していきます。

健康診断前日の注意点

食事、飲み物について

健康診断の血液検査で調べる血糖値や中性脂肪の数値は、食事の影響を大きく受けるため、正確な結果を得るためには、空腹状態(最後の食事から12時間以上経過した状態)で測定することが望ましいです。そのため、たとえば朝の9時から健康診断を受ける方は、前日の21時頃までには食事を終えるようにしましょう。

飲み物についても、糖分の入った飲み物の摂取は21時以降控え、水分摂取は水または白湯にしてください。

お酒について

肝機能の指標であるγガンマ-GTPはアルコールに鋭敏に反応するため、飲酒によって数値が変動する可能性があります。また、アルコールは血糖値や中性脂肪にも影響を及ぼすため、健康診断前日のアルコール類の摂取は控えるようにしましょう。

健康診断当日の注意点

朝食や飲み物について

健康診断当日は朝食を抜きましょう。少量の糖分でも検査結果が変わってしまうため、飴やガムなどの摂取も控えるようにしてください。

喫煙について

喫煙すると一時的に血圧が上昇してしまうため、血圧の数値に影響を及ぼします。健康診断当日は喫煙を控えるようにしましょう。

服装について

胸部レントゲン検査や心電図検査などを受けるにあたり、施設によっては用意された検査着に着替える必要があります。その場合は、当日は着脱しやすい服装で行くのがよいでしょう。アクセサリーや、金具やプラスチックのついた下着などは外していただきます。

検査着がなくご自身の衣服で検査を受ける場合には、プリントや装飾、ポケットのない無地のTシャツが望ましいとされています。ご自身が健康診断を受ける施設の指示に従うようにしましょう。

お薬の服用について

持病で服用中の薬がある場合には、健康診断の2時間前までにコップ1杯程度の水で服用しましょう。

ただし、糖尿病の患者さんで血糖を下げる薬を使用されている場合、朝食を取らない状態で薬を使用すると低血糖を起こし、意識を失ってしまう恐れもあります。健康診断を受ける際には、必ず当日の薬の使用について、主治医の先生に事前に相談しておくようにしましょう。

妊娠中や生理中の場合

妊娠中の方

妊娠中に胎児が大量の放射線を被ばくすると流産や形態異常などが起こるといわれていますが、胸部X線検査ほどの少量の被ばくであれば問題ないといわれています。しかし、少量とはいっても、不必要な胎児への放射線の被ばくについては避けたほうがよいとされています。

そのため、通常は妊娠中あるいは妊娠の疑いがある場合には、健康診断の胸部X線検査は受けられません。

生理中の方

生理中に尿検査を受けると、尿潜血(尿の中に血が混ざっていないか調べるもの)が陽性になる可能性があります。生理中でも尿検査ができるかどうかは施設によって異なるため、当日生理になってしまった場合には、ご自身が健康診断を受ける施設に相談してみてください。

サルスクリニックの健康診断もぜひご利用ください

サルスクリニックでも一般健康診断をはじめ、皆さまのニーズに合わせた各種検診メニューをご用意しています。当院では、健康診断から診療までをワンストップで行っており、予約や決済はスマートフォンで可能です。また、再診以降はオンライン診療もご利用いただけます。

病気があってもなくても楽しく生きていけるよう、私たちがサポートしていきます。もしご自身の健康のことで気がかりなことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

※サルスクリニックの検査・健診(保険適用外)について、詳しくはこちらをご覧ください。

フローティングバナー フローティングバナー